アスベストが原因となりうる病気について
アスベストは、吸入すると肺がんや中皮腫などの原因となるため、健康への悪影響を及ぼす危険性があります。アスベストが原因となる病気には、以下のようなものがあります。
- 肺がん
- 中皮腫
- 悪性胸膜中皮腫
- 胸膜肥厚症
- 間質性肺炎
- 肺気腫
- 石綿肺
- 石綿びまん性肺線維症
- 石綿肺結節症
- 石綿肺結節性肺炎
アスベストが原因となる病気は、長年のアスベストの被曝が原因で発症することが多いため、アスベストの飛散を防ぐための対策をきちんと実施することが大切です。アスベストの飛散を防ぐための対策としては、以下のようなものがあります。
- アスベスト含有建材の除去や遮蔽
- 定期的な点検
- 水吹き散布等によるアスベスト飛散の抑制
- 作業員の保護具の使用
- 作業場所の換気
- 飛散したアスベストの回収
アスベストによる健康被害を防ぐために、これらの対策をきちんと実施することが大切です。
アスベストが原因となる病気の事例としては、以下のようなものがあります。
- 2004年、アスベスト工場で働いていた男性が肺がんで死亡。男性は、20年以上アスベスト工場で働いており、アスベストの飛散を防ぐための対策は講じられていなかった。
- 2005年、アスベスト建材を扱っていた会社の元従業員が中皮腫で死亡。女性は、30年以上アスベスト建材を扱っており、アスベストの飛散を防ぐための対策は講じられていなかった。
- 2006年、アスベスト含有建材を扱っていた会社の元従業員が悪性胸膜中皮腫で死亡。男性は、20年以上アスベスト含有建材を扱っており、アスベストの飛散を防ぐための対策は講じられていなかった。
アスベストによる健康被害は、深刻なものです。アスベストの飛散を防ぐための対策をきちんと実施し、アスベストによる健康被害を防ぐよう努めましょう。